①キササゲ(木豇豆/別名アズサ)ノウゼンカツラ科
中国原産で、名前は果実がササゲに似ていることによります。枝先に円錐花序の黄白色の花を多数つけています。中央記念館北側に生育しています。
②アカメガシワ(赤芽柏)トウダイグサ科
名前は新芽が赤く目立ち、カシワの葉と同じように葉に食物を載せるのに使った事によります。穂のような雄花が円錐花序を出しています。崩落地や開けた場所などにいち早く侵入します。雌雄別株です。
③オトギリソウ(弟切草)オトギリソウ科
名前は鷹の傷を治す秘薬としていた鷹匠が、その秘密をもらした弟を斬殺したという伝説によります。飛び散った血が花や葉の黒点になったと伝えられています。本種は止血、はれもの、傷の鎮静などに薬効があり、葉を揉んで出た汁を傷口に当てる民間療法は現在も行なわれているそうです。
④ブタナ(豚菜)キク科
名前はフランスで「ブタのサラダ」と呼ばれていたのを直訳したものです。帰化植物で葉はロゼット状で花はタンポポに似ていますが花茎の高さ50㎝以上にもなります。昨年までは中央記念館前の芝生広場には生えていませんでしたが、今年とうとう侵入されました。
⑤ケンポナシ(玄圃梨)クロウメモドキ科
名前は梨の味がし熟した果柄をテンポ(手棒)とみなしてついたといわれています。花は淡緑色で小さく、散房花序に多数つきます。日本ミツバチが群がり蜜を集めていました。果実は球形で毛がなく、花序の柄は果期に肥厚、屈曲し肉質の棒状になり、甘みがあり食べられます。二日酔いに薬効があるそうです。