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2018年 05月 07日
目には青葉 山ホトトギス 初鰹。サクラがすっかり葉桜に、新緑が眩しい頃となりました。林床では色々な花が咲き乱れています。 名前は花の形が船の碇(錨)に似ているからという。漢方では淫羊藿(いんようかく)と呼び強壮薬としています。太平洋側では紅紫色、日本海側では黄色系が生育しますが園内では両方咲いています。 名前は茎を切ると黄色の乳液(有毒)がでるので(草の黄)、鎮静、鎮痛、皮膚病などに効果があることから(瘡の王)、薬草の王様で(草の王)などの諸説があります。春の野原は黄色の花が盛り沢山です。この花は黄色の可愛い形をしています。 ウラシマソウ(浦島草) 名前は仏炎包という頭巾のような花から長く伸びた細い紐のようなものを、浦島太郎伝説の釣竿の糸に見立てたようです。全草が有毒ですので注意をしてください。4/20の写真は葉の展開した状態を紹介しました。 花は紅紫色を帯びるので、“ムラサキ”、花が“華鬘“に似ているので“ケマン”の名前がついています。“華鬘“は、仏殿の欄間などを飾る仏具です。花全体が柔らかく、なよなよと弱々しいですが有毒植物です。 渡辺綱が羅生門で切ったのが鬼の腕で、花がこの腕に似ているからラショウモンに。茎はつる状に伸びるので、つる性の植物を意味する“カズラ”を借用し、ラショウモンカズラの名前がついた。花には魅力的な香りがあります。 フデリンドウ(リンドウ科)筆竜胆 リンドウの名前の由来は、根が漢方薬で「熊の胆」よりさらに苦く「竜の胆」と呼ばれ、リュウタンがなまりリンドウ(竜胆)となったとする説があり、フデリンドウは茎の先につく花の様子を筆に見立てたものです。秋咲きが多いリンドウですが、本種は春咲きです。写真の花は見事ですので紹介しました。 名前は、東日本に生える細辛という意味で、この仲間の根を漢方で細辛とよび、鎮痛・鎮咳・去痰に用いたことによります。最近まで本種はウスバサイシンと呼ばれていました。この仲間のフタバアオイは、徳川家の家紋として有名。 名前は、シャガを檜扇(ヒオウギ)の漢名の“射干”を音読みしてつけられましたが、諸説あるようです。本種はもともと中国から渡来した種。農家の裏山や人里近くなどに群生しています。 名前は、花の白さを、中国の崑崙山の雪に例えたものが一般的です。また果実の色から付けたとの説もあります。これは南シナ海の伝説の島・崑崙島の崑崙坊(西南の海の島に住む色黒い人)に似ていることからです。園内の比較的湿ったところに生育しています。 チゴユリ(イヌサフラン科)稚児百合 名前は、可憐な小型の花を稚児に見立て、つけられました。園内の雑木林の林床に今盛りと咲いています。花後果実は黒色に熟しますが、有毒なので注意が必要です。 ミツバツチグリ(バラ科)三葉土栗 名前の由来は、ツチグリに似て、ツチグリの小葉は3~7枚、ミツバツチグリの小葉は3枚からきています。ヘビイチゴとの違いは、花の後ろの萼片が、ヘビイチゴに比べ小さいです。また根生葉は3小葉です。 名前はキバナノアマナ同様で、葉が細いことによります。本種もアマナとは属が違いこちらはチシマアマナ属です。全体的になよなよした、弱そうな草姿です。 名前のカノコは鹿の子の事で、染め物の鹿の子模様を鹿の子絞りといい、淡いピンク色の花姿が“鹿の子絞り”に似ているからです。花の後、茎がツル状に伸びるので、ツルが付きました。沢や湿り気の有る所に多く咲いています。 名前の由来は苗代に種籾(たねもみ)を播く前に水に浸ける頃に花が咲くので種浸け花と言われ、オオバ(大葉)は頂小葉が大きいことからです。 名前は、葉がボタンに似ているからです。茎頂に1㎝位の地味な、目立たない小さな黄緑色の花を咲かせていました。 ハルトラノオ(タデ科)春虎の尾 別名イロハソウ 名前は早春に白い小さな花穂が虎の尾に似て、春に咲くからハルトラノオです。また別名はイロハ文字の最初の、という意味で早く咲くことを示しています。林の中に雄しべの目立つ花をつけています。 スミレ(スミレ科)菫 国内に自生するスミレは約50種、変種を含めると100種近くある。その代表、または本家ともいえるのが本種で“スミレ”です。他はすべて“スミレ”のまえにアオイ・タチツボなどの名前がついています。 名前の通り日陰を好み、地下匐枝を出してふえるので群生することが多いです。 名前は、アイヌの方言シュオンテからきたといいます。またシオデは茎がすぐにほかのものによりかかるが、本種ははじめ直立するから“タチ”シオデです。山吹色の星を散りばめた可愛い花を咲かせます。 名前は、古名のミヤツコギ(造木)から転訛したものというのが一般的です。早春の頃の花芽は山のブロッコリーと呼ばれ、その後白い花を展開します。本種の枝や樹皮を煎じて湿布薬として、骨折やねんざの治療に利用され、また枝の髄がスポンジ状のため、これを使って顕微鏡で観察する対象を薄く切るのに利用された。 本種は古事記や日本書紀に現れるほど古来から生活に密着していたようです。その中で古名“カゾ”からコウゾやカジノキに転訛したという説があります。 当初、カジノキなどと区別されなかったようですが後世になってカジノキより小さいので姫が付いたようです。かっては和紙の原料として栽培されていました。 名前は、花を寺院の軒先に吊り下げている宝鐸に見立てた。茎が上部で分岐し、花被片は垂れ下る。 ミヤマガマズミ(レンプクソウ科)深山莢蒾 名前の由来は諸説あり、ガマズミより高い場所に生えるからミヤマ。ガマは中国名、莢から変化し、ズミは酸実(酸っぱい実)。鎌の柄に用いられたことからガマ(鎌)。また、スミは衣服を染めた、染めの転訛などです。生活に密着している樹木で、名前の別名が非常に多い。 人家近くのはやしのふちや田のあぜなどに生え、コオニタビラコに似ている。違いはやや軟毛が多いこと、頭花の舌状花の枚数の違いです。コオニタビラコは春の七草のホトケノザです。 コガネネコノメソウ(ユキノシタ科)黄金猫目草莢 名前は花周辺の葉が、猫の目のように変化し、花後の実に裂け目ができ、それが猫の瞳孔に似ていること、コガネは黄金色です。園内の湿った場所に群生し、変種が多いです。周辺にはネコノメソウ・ヤマネコノメソウ・ニッコウネコノメソウなど判別に苦労する種が生息しています。 名前は、黄白色の太い根茎がヤマノイモ科のオニドコロに似て、甘く食べられることによります。根茎を乾燥したものは滋養強壮に、生をすりおろしたものは打ち身に効くなど有効な植物です。 ヤマネコノメソウ(ユキノシタ科)山猫の目草 ネコノメソウは対生ですが本種は互生です。花後の果実が昼間の猫の目に似ていることからネコのメです。写真は花後の種を飛ばす準備完了で、雨の降るのを今かと待っている状況です。 アオダモ(モクセイ科)青梻 野球のバットの木として、俗称バットの木とも呼ばれています。この花は樹木の上の方に白い緻密な花を咲かせます。頭上に咲いていることから意外と見過ごされがちです。 アキグミ(グミ科)秋茱萸 名前は、秋に果実が熟すからアキグミです。白い花が下向きに咲いています。河原や原野、道ばた、川岸の日当たりの良い所に生える。実つきがよく、まるい小さな実がかたまってつくが渋い。 オトコヨウゾメ(レンプクソウ科)男ようぞめ 別名コネソ 名前は諸説あり、ガマズミと同じ仲間で、ガマズミのことを“ようぞめ”と呼ぶ地方があり、食可ですが、この実は食べられないので“男”を冠されたという。またガマズミの古名は“ようぞめ”。実が沢山つくのに対し、本種は実が疎らで実つきが悪いから“男ようぞめ”ただし真意は不明。 名前のことはさておき、遊歩道わきに、小さな白い小花を、上向きに咲かせ散策の目を楽しませています。 名前は、小葉が3枚で、果実が熟すとぱっくりと口を開けることから“開実”から“アケビ”に転訛した説が一般的。果実は甘く昔に子供たちの大好物でした。 サトザクラの栽培品種。江戸中期から名前の記録が有り、希少種です。4月下旬に淡黄緑色の花弁に濃緑色と紅色の線が入る。と黄色が混ざって咲く。花の色が変わっているので珍重される。
by m-kenminmori
| 2018-05-07 00:00
| こまねちの植物手帳
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