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2018年 09月 19日
あの暑い猛暑が一段落し、凌ぎやすくなりました。今年は自然災害が多く、台風、北海道の大地震と立て続けに襲いかかって来ました。被災地の一刻も早い復興を祈るばかりです。 センニンソウ(キンポウゲ科)仙人草 名前は花後、花柱がのび、白い長い毛が密生する。このそう果の先の花柱を仙人のヒゲに例えたとか、白髪に例えたなど諸説があります。花は小さいが十字に開いた4個の白い萼片(花弁のように見える)が白さを際立たせています。茎や葉には皮膚にかぶれを起こす有毒物質を含むので注意下さい。漢方では根を威霊仙(いれいせん)と呼び、利尿、鎮痛などに利用されます。 タマゴタケ(テングタケ科)卵茸 ツチアケビ(ラン科)土木通別名ヤマノカミノシャクジョウ 名前は果実の色や形がつる性のアケビに似ていることによる。葉緑素を持たない腐生植物でナラタケと共生する。しかし、ツチアケビの細胞内に食い入ったナラタケの菌子束は、あとかたもなく消化吸収されるという。 フシグロセンノウ(ナデシコ科)節黒仙翁 名前は茎の節のあたりが少し黒く見えるから。センノウの名前は、京都の嵯峨にあった仙翁寺(廃寺)に植栽されていた中国産の“仙翁花(せんのうげ)に似た花からつけられました。林縁部などで、朱色の大きな美しい花はよく目立ちます。 ヤブタバコ(キク科)藪煙草 名前は葉がタバコの葉に似て、藪に生えるから。茎の上部から放射状に長い枝を四方に伸ばした姿が独特で、初めて見る人は茎が成長の途中で止まっていることに戸惑うようです。花は放射状に延びた枝の下向きにびっしりと付きます。 オトコエシ(スイカズラ科)男郎花 名前はオミナエシより強く丈夫そうだからという。名前はオミナエシより強く丈夫そうに見えるからです。オミナエシと同じく活けた水が腐った豆醤(ずしょう)のようないやな匂いがします。漢方では敗醤(はいしょう)と呼び根を消炎や排膿などに用います。 キツネノマゴ(キツネノマゴ科)狐の孫 名前は枝の先にある花の穂は“狐”の尾に見立てました。ごく小さく孫に相当する大きさです。ハナバチが花粉の媒介をする代表的な虫媒花です。 クジャクシダ(ホウライシダ科)クジャクソウ 名前は羽状複葉の枝(羽片)を孔雀が羽根を広げた姿を思わせることによります。芽吹きのころ、新葉が色づき見た目も楽しいです。 コナラ/ハイイロチョッキリの産卵果実(ブナ科)小楢 果実の付いた枝が、突然目の前にひらひら舞い降りて来ました。よく見ると鋸出切られたような綺麗な切り口。果実には何か針で突かれたような穴が開いています。ゾウムシの仲間のハイイロチョッキリが果実に産卵し、頭についている鋸のような角で切り、落下させる。果実に衝撃を与えない素晴らしい知恵です。 サンカクヅル(ブドウ科)三角蔓 別名ギョウジャノミズ 名前は葉が三角形で、ツル性なので三角蔓です。別名は修験行者が茎の切り口から出る水を飲んだことによります。果実は秋には黒く熟し食べられます。 シラヤマギク(キク科)白山菊 名前は花が白色で山に生えるキクのことです。茎の下の葉は三角状で葉柄に翼がつき、花びらが少なく歯欠け爺さんのようです。若葉は嫁菜(よめな)にたいして婿菜(むこな)と称して食用に利用されていました。 スズメウリ(ウリ科)雀瓜 名前はカラスウリよりちいさいから。また、カラスウリより小さいこと、また果実をスズメの卵に見立てたともいわれます。植物名は昔から、身近なものからの命名が多く、大きなものにカラス、小さなものにスズメの名をつけたようです。つる性植物で直径1~2センチの球形の果実が目立ちます。 ツリフネソウ(ツリフネ科)釣舟草 名前は花柄の先に釣り下がって咲く花の姿を花器に、釣舟に例えたものです。花の奥の渦巻状の距(きょ:花びらや萼の付け根にある突起部分)の中にマルハナバチ用の蜜がたっぷり入っています。距の先端はくるりと丸まっています。 キツリフネ(ツリフネ科)黄釣舟草 名前の由来は花柄の先に釣り下がって咲く花の姿を花器に、釣舟に例えたものです。さらに黄色なのでキツリフネです。花の奥の距(きょ:花びらや萼の付け根にある突起部分)の中にマルハナバチ用の蜜がたっぷり入っています。距の先は丸まらず、垂れ下がっています。 ツルニンジン(キキョウ科)蔓人参 別名ジイソブ 名前はつる性で、根が朝鮮人参に似ているのでツルニンジンです。また別名のソブは長野県木曽地方の方言でそばかすのこと。花冠の内側の斑点を顔の“そばかす”に例えたもので、ジイソブのジイは爺で、バアソブ(婆ソブ)の婆に対してつけられた。悪臭があり、ツルを切ると白い乳液が出るこの乳液は切り傷に効くそうです。 ツルリンドウ(リンドウ科)蔓竜胆 山地の木陰に生え、花の頃はあまり目立ちませんが、この時期残存する花冠の上に突き出した紅紫色の果実が、存在を知らせてくれます。 ナンバンハコベ(ナデシコ科)南蛮繁縷 名前は変わった花の形から、異国風という意味で南蛮とつけたようですが、 外来種ではありません。半球形の萼(がく)と反り返った白い花弁を付けた、変わった植物です。 ネコハギ(マメ科)猫萩 名前は牧野富太郎氏が、同じイヌハギに対して、全体に毛が多いことからネコ(猫)とつけられたそうです。全体に黄褐色の毛が多く、同じイヌハギ(犬萩)に対してつけられました。一セットの丸い三つの小葉や茎の毛が目立ちます。 ママコノシリヌグイ(タデ科)継子の尻拭 別名トゲソバ 名前は茎や葉に刺があり、継子を苛めるため、厠の落とし紙として、この葉を置いたらと想像してつけたそうです。それにしても継子の尻拭いは酷いですね。素手で触ると非常痛いです。 ヤマジノホトトギス(ユリ科)山路の杜鵑草 名前は花の斑点がホトトギスの胸の模様に似ていることによります。ヤマジは山路で咲いているからでなく、他の種と区別するための記号みたいなもののようです。花びらの特徴は水平に開き、白地に紫の斑点が広がり美しい。 イワヨモギ(キク科)帰化植物 南シベリア、中国北東部や朝鮮に分布。国内には緑化用外国産ヨモギ種子に混入して侵入してくるため、道路の法面などに出現しているようです。園内の車道脇にかなりの範囲で確認されています。なお、国内には北海道に自生し、環境省では絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されています。 ノダケ(セリ科)野竹 名前は茎が枝分かれしないことが多く、茎につく葉は少ない。この草姿を“野原の竹”に見立てました。葉は柄があり、ふつう3出羽状複葉です。セリ科の花のほとんどが白花で、一つひとつは小さく集まって咲く姿は鮮やかです。 アキノノゲシ(キク科)秋の野芥子 名前は葉の形がケシ科のアザミゲシの葉に似ていることと、姿がケシの仲間みたいで、さらに秋に咲くので、アキノノゲシです。周辺の雑草をしり目にすっくと高く伸び存在感を示しています。 タムラソウ(キク科)田村草・多紫草 名前は多くの紫の花をつける草から“多紫草”の説があります。一見アザミを思わせますが花や葉に棘がなく、総苞はべとつきません。遊歩道脇でひっそりと咲いていました。 ワレモコウ(バラ科)吾木香 吾木紅 名前はキク科の木香の説と、“吾も亦(また)紅い花”という説など諸説があります。細い茎の先にワインレッドの花穂が風に揺れています。高原の秋の訪れを告げる花です。
by m-kenminmori
| 2018-09-19 00:00
| こまねちの植物手帳
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