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2019年 04月 14日
早春の園内、芽吹きを待ちかねたように、植物達が芽吹き、開花。春の優しい陽光を楽しんでいるようです。3月上旬には、セリバオウレンが開花し、その近くではアオイスミレが地面を這うように紫色の花を開いていました。またはカタクリやキクザキイチゲなどが一面に花を咲かせ、春の花で賑わい始めました。 シキミ(マツブサ科)樒 梻 別名ハナノキ、ハナシバ 名前は実が猛毒なので、悪しき実(あしきみ)の“あ”が省略されたなど諸説あります。この時期白い花を咲かせています。葉をちぎると強い香りがあります。有毒植物で草本類の中で唯一劇物に指定されています。本種は植栽木です。 ツノハシバミ(カバノキ科)角榛 別名ナガハシバミ 名前は実の形が鳥の嘴の形をしていることからです。雌花は1㎝にも満たないが、芽鱗からのぞく、フノリのような真っ赤な花柱が何とも奇妙な姿をしています。雌花の下には雄花序が長く下垂しています。ヘーデルナッツの仲間で熟した果実は美味しい。 ウグイスカグラ(スイカズラ科)鶯神楽 名前の由来はウグイスの鳴く頃に花が咲くからなどの説がありますが、詳細は不明のようです。ピンク色の可愛い花を下向に咲かせています。園内には自生していますが本種は植栽木です。 ヤマブキ(バラ科)山吹・山振(やまぶり)・款冬(かんとう) 名前の山吹は、古くは山振の字があてられ、しなやかな枝が風に揺られる様子からつけられました。鮮やかな黄金色の花を咲かせ、黄金色を山吹色というほど親しまれています。岩切城址で咲きだしました。 キジムシロ(バラ科)雉蓆 雉筵 名前は花後、葉が大きく展開し、むしろを敷いて雉(キジ)が休めるような広さになることによります。花の少ない時期、貴重な山吹色の花です。 アオイスミレ(スミレ科)葵菫 名前は葉の形がウマノスズク科のフタバアオイに似ているからです。早春他のスミレの先頭をきって咲き、他のスミレが咲く頃は、大きな葉を広げています。セリバオウレンが咲きだす頃、薄紫色の可憐な花を咲かせていました。 ヒナスミレ(スミレ科)雛菫 名前は春一番のアオイスミレが咲いたかと思えば、もうこの時期ヒナスミレが咲いてきました。スミレの中で透明感のある淡紅の花は楚々として魅力的です。その花姿から“スミレのプリンス”とも呼ばれています。 マキノスミレ(スミレ科)牧野菫 別名ホソバスミレ 東日本に多いシハイスミレの変種とされています。花の色が濃紅紫色、細長い葉が特徴的です。アカマツの道沿いに小さな可愛い花を咲かせています。 エイザンスミレ(スミレ科)叡山菫 葉は大きく3つに分かれて細かく裂け、鳥の足のようになり、一目で区別できます。写真は花芽が少し出てきたばかりで開花までもう少しです。この花は芳香があります。 エンレイソウ(ユリ科)延齢草 延齢草の名前ですが由来は定かでありません。芽吹き始まったばかりですが、葉を展開するに合わせ花も開かせてきました。褐色の花びらのように見えるのは、ユリ科の花に特有の外花被片です。この時期はまだ葉が下向きで柔らかく頼りなげな状態です。 カタクリ(ユリ科)片栗 別名カタカゴ 早春の園内、カタクリは芽吹き前の落葉広葉樹林に生え、ほかの植物が繁る前には地上から姿を消します。このような植物を早春季植物とか春植物(スプリング・エフェメラル)と呼びます。3月の上旬ミサワホームの森からで咲きだしました。 キクザキイチゲ(キンポウゲ科)菊咲一華 別名キクザキイチリンソウ 名前は花がキクに似ているからです。花は小さいながらもあでやかな美しさがあり、白、ピンク、青、紫色と多様で、楚々と咲き乱れるさまは得も言われぬ美しさがあります。紫色と白花が同じところに咲いていました。 ニリンソウ(キンポウゲ科)二輪草 園内の湿った所に群生しています。未だ花の時期はもう少し先ですが、少しずつ咲きだしました。満開の頃は辺り一面、白い絨毯を敷き詰めたような美しさです。 ヤマエンゴサク(ケシ科)山延胡索 別名ヤブエンゴサク 延胡索とは奇妙な名前ですが、薬効があり漢方では、塊茎を乾燥した生薬名を“延胡索”と呼び、山野に生育するので“ヤマ”です。全体に繊細な印象があり、花が下向きに咲く変った植物です。カタクリ同様“春の妖精”です。 ネコノメソウ(ユキノシタ科)猫の目草 名前は、猫の目草の意で、果実が裂開したようすが、瞳孔が縦に狭くなったネコの目に似ていることによります。山地の湿地帯周辺に群生し黄色から山吹色の花を上向きに咲かせます。 ヤマネコノメソウ(ユキノシタ科)山猫の目草 ネコノメソウの近くの幾分乾燥している辺りに、コロニーを作っています。花はネコノメソウに比べ黄色が少なく緑色が強いです。ネコノメソウが対生、本種は互生で区別できます。 コガネネコノメ(ユキノシタ科)黄金猫の目 ネコノメソウ同様陰湿地に生え、花茎は5㎝から10㎝程度で花は四角状で黄金色を呈しています。小さな花ですがルーペで拡大すると何とも言えない美しさがあります。 ニッコウネコノメ(ユキノシタ科)日光猫の目 ネコノメソウ、コガネネコノメソウ同様に同じ陰湿地に競うように咲いています。花は黄白色開いた感じが綺麗です。 ミチノクネコノメソウ(ユキノシタ科)陸奥猫の目草 チシマネコノメソウの変種と言われています。花は裂開直前に葯が橙赤色または淡橙黄色と目立ちます。 ショウジョウバカマ(シュロウソウ科)猩々袴 花の時期は4月に入ってからが本番ですが、3月中頃にはロゼットの葉の上に花を載せたように咲きだしてきました。咲き始めは花茎が伸びず徐々に花を持ち上げて来ます。写真は少し伸び始めたところです。 キランソウ(シソ科)金瘡小草 別名ジゴクノカマノフタ 名前は唇弁がランの花を想像し、花が紫色で紫欄草。これがなまり“キランソウ”。別名は咳、解熱など薬効があり、地獄に行くはずだった人が、これを煎じて飲むと、病が治り、地獄の釜の蓋が閉まり生き返えるという意味です。 ヒメオドリコソウ(シソ科)姫踊り子草 名前はオドリコソウに似て小さいので姫(ヒメ)です。明治中期に渡来したヨーロッパ原産の帰化植物。我が物顔で至る所に広がっています。まるで元々の在来種のように。特に肥えた土地を好むようです。 センボンヤリ(キク科)千本槍 別名ムラサキタンポポ 名前は秋に伸びる閉鎖花を大名行列の千本槍に見立てたものです。別名の春の花は白く可憐で、花びらの裏面が紫色に染まることから付けられました。本種は春に開放花と秋に閉鎖花を付けるユニークな野草です。 エゾタンポポ(キク科)蝦夷蒲公英 名前は北海道や東北が自生地なので、エゾ。タンポポの蕾が、鼓に似ていることから古名で鼓草(つづみくさ)と呼んだようです。タンポポは、最も親しみのある野草の一つですが、その可憐な姿の裏で、外来種が勢力を広げています。都市部では外来種が多く、自然の残っている地域は在来種が頑張っています。 セリバオウレン(キンポウゲ科)芹葉黄連 3月の上旬には星を散りばめたような白い花を咲かせ、見学者たちの目を奪っていましたが、花の終わりを迎え、雌花には果実が出来てきました。まだ星を散りばめたような雄花も少し残っていました。 リュウキンカ(キンポウゲ科)立金花 名前は立ち上がった花茎の先に金色の花を咲かせることによります。自生地では手のしびれるような春の冷たい水の中で黄金色の鮮やかな花を咲かせます。 園内では、アスレチックコース途中のミズバショウと一緒に植栽されています。 フデリンドウ(リンドウ科)筆竜胆 名前は茎の先につく花の様子を筆に見立てたものでフデリンドウ(筆竜胆)の名になりました。秋咲きが多いリンドウですが、本種は春咲きです。日当たりのよい場所で、見過ごしてしまいそうなほど、白い小さな花を咲かせています。 ミズバショウ(サトイモ科)水芭蕉 名前は花後に展開する大きな葉が、バショウの葉に似て、水辺に生えるので“ミズ”が付きました。昔、この植物は尾瀬に行かないと会えないものと思っていました。県内でも各地に自生しています。花後の大きな葉を見たとき、ミズバショウと気づかないことが多いようです。 セントウソウ(セリ科)仙洞草、オウレンダマシ 名前の由来は不明ですが数多くあり、春、最初に咲かせる“先頭”説。頭が尖る“尖頭”説。人里離れた仙人の住まいを“仙洞”と言い、そのような場所に生えていることから“仙洞草”。一つの花弁は、1㎜足らずですが早春の白い花はなんとも可愛いものです。 トウゴクサイシン(ウマノスズクサ科)東国細辛 名前は、東日本に生える細辛という意味で、この仲間の根を漢方で細辛とよび、鎮痛・鎮咳・去痰に用いたことによります。最近まで本種はウスバサイシンと呼ばれていました。この仲間のフタバアオイは、徳川家の家紋として有名。
by m-kenminmori
| 2019-04-14 00:00
| こまねちの植物手帳
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