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2019年 05月 25日
春の花の賑わいが落ち着き、新緑の眩しい頃となり、散策が心楽しくなります。 タニギキョウ(キキョウ科)谷桔梗 10㎝程の小さな草で、花も1㎝位の小さな5枚の花弁をつけて咲いています。花は白色で鐘形。果実は柄の先に上向きにつき熟してくるとしだいに下向きになります。林床の柔らかな腐葉層に地下茎を伸ばす繊細な植物です。 ミツガシワ(ミツガシワ科)三槲 ミツガシワは氷河期の遺存植物の1つと言われています。名前の由来は、3枚の葉の形が「柏の葉」に似ている、あるいは家紋の「三柏」に似ているというところからきています。この植物は鹿の大好物の様で、尾瀬では、食害被害が甚大と報じられています。早春賦の湿地帯に自生しています。 イヌスギナ(トクサ科)犬杉菜 スギナ?・・ツクシ?・・ツクシとスギナが合体したような珍しい形です。スギナと似ていますが、胞子茎(ツクシ)を作らず、胞子嚢穂を茎の先端につけます。ミツガシワと同じ湿地帯に生育しています。 ホソバノアマナ(ユリ科)細葉の甘菜 名前はキバナノアマナ同様で、葉が細いことによります。本種はアマナとは属が違いこちらはチシマアマナ属です。全体的になよなよした、弱そうな草姿です。 ユキザサ(ユリ科)雪笹 名前は葉をササに、小さな白色の花をその上に舞う雪にたとえた。何気 ない優雅な名付けです。本種は群生し、茎の先端に白い花穂を付けます。チ ゴユリ同様雑木林内で見られます。果実はガラス玉のような光沢があり、赤く熟します。 サワオグルマ(キク科)沢小車 名前は沢添いなどに自生するので、“サワ”、花びらが牛車の車輪を連想するので、“オグルマ”です。日当たりの良い湿地や休耕田などに自生します。園内では水辺の道の湿地などに生育しています。 ジシバリ(キク科)地縛り 中央記念館前の芝生広場に入り込み芝生内を席巻してきています。名前は、横走りする茎が広がり、地面を縛るように見えるのでジ(地)シバリです。雑草としては厄介ですが、群生している姿は見事です。 スミレ(スミレ科)菫 国内に自生するスミレは約50種、変種を含めると100種近くある。その代表、または本家ともいえるのが本種の“スミレ”です。他はすべて“スミレ”のまえにアオイ・タチツボなどの名前がついています。 タチシオデ(シオデ科)立牛尾菜 名前は、アイヌの方言シュオンテからきたといいます。またシオデは茎がすぐにほかのものによりかかるが、本種ははじめ直立するから“タチ”です。山吹色の星を散りばめた可愛い花を咲かせます。 ニガナ(キク科)苦菜 名前は葉や茎を齧ると苦い、それでニガナ。白い乳液は“苦い”、しかしこれを茹でると少し苦みは残るが、まずまずの美味しさのようです。昔は、今のように外来の野菜が無い時代だったので、野山の草を採取して食材にし、食べられる食材には“菜”を付けた。舌状花はふつう5個。 ハナニガナ(キク科)花苦菜 ニガナの変種で、舌状花が、8~10個と数が多く、全体的にニガナより大きい。ニガナ同様、ほっそりした姿には、風情があります。ウサギなどはこの苦みを好んで食べます。 ヒメフウロ(フウロソウ科) 姫風露・別名シオヤキソウ(塩焼草) 名前は花がほかのフウロソウの仲間より小さいので、“ヒメフウロ”。別名は全草に塩を焼いたときの香からです。分布は息吹山、鈴鹿山脈辺りですが、園内にも咲いていました。 マツバウンラン(ゴマノハグサ科) 北アメリカ原産の越年草草本です。1941年に京都で初めて採取されました。“日本帰化植物写真図鑑”によると、国内分布は、埼玉~大分となっていますが、園内ではすでに2年前頃から確認されています。 マムシグサ(総称)(サトイモ科)蝮草 名前の由来は、花「仏縁苞という」の形が、マムシが舌を出したような姿に似ていることからです。この種やウラシマソウは、性転換をすることで知られています。未だ、成長過程の未熟な状態の時は雄で成熟すると雌になります。 オトコヨウゾメ(レンプクソウ科)男ようぞめ 別名コネソ 名前は諸説あり、ガマズミと同じ仲間で、ガマズミのことを“ようぞめ”と呼ぶ地方があり、実が沢山つくのに対し、本種は実が疎らで実つきが悪いから“男”を冠されたというが、真意は不明。名前のことはさておき、小さな白い小花を上向きに咲かせています。 サワフタギ(ハイノキ科)沢蓋木 別名 ルリミノウシコロシ 名前は、良く繁り沢をふさぐ意味から、又別名は材が固く牛の花輪に用い、叩くと死んでしまうくらい固いことによります。秋の瑠璃色の果実は大変綺麗です。 名前は、果実の先端に蕚片が5個残り、その形が羽根つきの羽根(衝羽根)に似ていることによります。遊歩道脇に咲き、よく目立ちます。 ヒメコウゾ(クワ科)姫楮 別名コウゾ 本種は古事記や日本書紀に現れるほど古来から生活に密着していたようです。その中で古名“カゾ”からコウゾやカジノキに転訛したという説があります。 当初、カジノキなどと区別されなかったようですが後世になってカジノキより小さいので姫が付いたようです。かっては和紙の原料として栽培されていまし た。 別名は大阪福島区の野田駅の周辺に繁茂していたのでノダ(野田)です。日本の固有種。ツルは左巻き。山野で最も普通に見られるつる植物の代表種です。山野を歩くと至る所で紫色のフジの花が見られます。紫色の花は見事ですが、林業では厄介な植物です。 ホオノキ(モクレン科)朴の木 別名ホオガシワ 花は直径15㎝と大きく、甘い強烈な香りが辺りに漂っています。花は雌しべ群を取り巻く雄しべの赤い花糸と黄白色の葯の取り合わせは何とも言えない美しさがあります。葉は食べ物を盛ったり、包んだり。又は味噌をのせ、炭火で焼く朴葉味噌などがあります。 ミツバウツギ(ミツバウツギ科)三葉空木 名前は、葉が3葉で、枝がウツギのように空洞なのでつけられました。花は清楚な白い花で芳香があり、良い香りを周辺に漂わせています。 アオダモ(モクセイ科)青梻 野球のバットの木として、俗称バットの木とも呼ばれています。この花は樹木の上の方に白い緻密な花を咲かせます。頭上に咲いていることから意外と見過ごされがちです。 ウラジロノキ(バラ科)裏白の木 名前は葉の裏が白いことによります。名前の通り、葉裏はハッとするほど白く、ルーペで見ると白い毛が密生しています。白い花を多数つけています。 エゾノコリンゴ(バラ科)蝦夷の小林檎 名前はコリンゴ(ズミの別名)に似ていて、北海道に多いことによります。花はズミより大きく花柄も長い。綺麗な白色の花を4~6個つけ、歩道脇で存在感を示していました。 ヤブデマリ(レンプクソウ科)藪手鞠 沢筋にひときわ白い花を広げ、白い蝶が舞っているような、清々しさがかんじられます。花序の中心部には小さな花(両性花)が多数密生、そのまわりを直径2~4㎝の白い装飾花が取り囲み、花弁5個のうちの1個だけが極端に小さく、一見アジサイの花に似ています。 カンボク(レンプクソウ科)肝木 植栽木 花はヤブデマリによく似ていますが、小葉の先が中ほどまで3つに切れ込み、中央の裂片が長いことから区別できます。花の周りを白い装飾花がとり巻いています。 ミズキ(ミズキ科)水木・ダンゴノキ・クルマミズキ 名前は、水木の意味で、春先に枝を折ると水(樹液)がしたたり落ちることによります。正月や小正月に切り取った枝に、まゆ玉や団子を飾る風習があります。材は白色で柔らかく加工しやすく、こけしなどに利用されます。 ミヤマガマズミ(レンプクソウ科)深山莢蒾 名前の由来は諸説あり、ガマズミより高い場所に生えるからミヤマ。ガマは中国名、莢から変化し、ズミは酸実(酸っぱい実)。鎌の柄に用いられたことからガマ(鎌)。また、スミは衣服を染めた、染めの転訛などです。生活に密着している樹木で、名前の別名が非常に多い。
by m-kenminmori
| 2019-05-25 00:00
| こまねちの植物手帳
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