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2019年 06月 17日
梅雨入りし、あの暑さはどこに行ったのかと思うような、鬱陶しい日が続いています。植物達も、梅雨前に花を咲かせ受粉を済ませ、一安心したかのように花の数が少なくなってきました。 ママコナ(ハマウツボ科)継子菜、飯事菜 名前は花の下唇にご飯粒が2つ付いている事で”継子菜“。また飯事(ままごと)遊びからの説もあります。花は唇弁の内側に白い隆起が2個並んでいます。本種は半寄生植物の1年草。旧分類体系ではゴマノハグサ科に属していました。 ムラサキサギゴケ(サギゴケ科)紫鷺苔 名前は白花の唇形の花から、サギソウを連想し、横に広がるので“サギゴケ”。後から発見されたこの標準花に“ムラサキ”をつけました。葉は根元に集まり、その間から地面を這うようにランナーを広げ、その先に新しい苗を作って勢力を拡大します。この植物がコロニーを作っているところには強害草の侵入は少ないようです。 ハタザオ(アブラナ科)旗竿 名前は枝分かれせず高く伸びる茎に、小さく目立たない葉がつき、花茎がまるで‟旗竿“のような形からです。‟旗竿”は、かつて戦の時、どういう人間が部隊を率いているか、敵味方の識別にとても重要な役割をしていました。 マルバダケブキ(キク科)丸葉岳蕗 名前は大きな葉(30㎝位)からフキを連想し、フキに比べ標高の高い山岳 に自生するので“岳蕗”です。葉は丸く蕗に似ていますがオタカラコウの仲間です。野趣溢れる山吹色の頭花を咲かせています。 ゼンテイカ(ユリ科)禅庭花、別名ニッコウキスゲ(日光黄菅) 名前の由来は不明。この花の咲いている戦場ヶ原を中禅寺の庭とみて、ゼンテイカ(禅庭花)。また日光で咲き、葉がスゲ(菅)に似ているからニッコウキスゲの説があります。高原の夏を彩る代表的な花です。花は一日花で、朝開いて夜にはしぼみます。 サイハイラン(ラン科)采配欄 名前は花姿を、武将の“采配”に見立てました。春先木陰に大きな長楕円形の長さ15~35㎝ほどの葉を展開させます。花姿の最盛期は横に花を広がせますが、その後は下向きに垂れ下り、あまり目立ちません。 キツネノボタン(キンポウゲ科)狐の牡丹 名前は葉の形がボタンの葉に似ていることによります。水田の雑草としておなじみの多年草です。キンポウゲの仲間は花の構造はどれも同じで、花弁は光沢があるのは表面にクチクラがあるからと言われています。果実は金平糖のように、ぶつぶつです。 フデリンドウ(リンドウ科)筆竜胆 リンドウの名前の由来は、根が漢方薬で「熊の胆」よりさらに苦く「竜の胆」と呼ばれ、リュウタンがなまりリンドウ(竜胆)となったとする説があり、フデリンドウは茎の先につく花の様子を筆に見立てたものです。花後のこの時期、種子を飛ばし終わった後の姿は別物のようです。 コウリンタンポポ(キク科)紅輪蒲公英・別名絵筆菊(えふでぎく) 名前の由来は、車輪状の赤い花びらを紅輪(コウリン)に見立て、花が蒲公英に似ているので、タンポポ。但し本種はタンポポに似ていますがタンポポ属ではありません。原産地は欧州で、明治時代に観賞用で導入し、北海道や東北に分布しています。園内の車道上に咲いています。 ショウジョウバカマ(シュロウソウ科)猩々袴&ノギラン(キンコウカ科)芒蘭 写真左はショウジョウバカマ。写真右はノギランです。ショウジョウバカマは花後の種子を飛ばした後で、葉の下には小さい子供の葉がついています。クローンでも残す2段戦略です。ノギランは花茎の先に花穂がついており、これから花が咲きます。葉がロゼットなので一見ショウジョウバカマと見間違いそうです。 ミヤマナルコユリ(キジカクシ科)深山鳴子百合 名前はナルコユリと区別するため、ミヤマがついています。鳥を追い払う鳴子に似た花を咲かせます。下向きの筒状の花を控えめに咲かせています。仲間にはアマドコロ、ワニグチソウなどがあります。 ヤマブキショウマ(バラ科)山吹升麻 名前は小葉がヤマブキに似ていること、葉はヤマブキに似た多数の並行脈があり、花は雄株が派手です。雌雄異株です。升麻は生薬の名前です。 ヒトツボクロ(ラン科)一黒子 名前の由来は不明です。薄暗い遊歩道沿いに枯れた棒のような茎をのばし数個の花を付け、少し離れた場所に一枚の葉を出しています。目立たないのでうっかり踏みつけや、見過ごしてしまいそうです。 コヒルガオ(ヒルガオ科)小昼顔 名前はヒルガオに比べ葉や花が小さいことによる。ヒルガオは花柄の上部に翼が無いが、コヒルガオには翼があり判別できる。花は結実しません。この花を見ると夏を感じます。 アカシデ(カバノキ科)赤四手 別名ソロ 名前の四手は、しめ縄や玉串などで、垂れ下がる細長く切った紙のことで果 穂を四手に見立てた。花後果穂が熟し、たわわに垂れ下がっています。一般的 にアカシデ、イヌシデおよびクマシデはシデ3兄弟と呼ばれています。 ノイバラ(バラ科)ノバラ ウマラ 名前は日当たりの良い歩道沿いに見られます。枝分かれし、藪状になり枝には鋭い刺が散在しますので要注意です。花は白色で芳香があります。 イボタノキ(モクセイ科)水蝋樹、疣取木 名前は幹に“イボタロウムシ”というカイガラムシが寄生することや“いぼとりのき”が転訛した名前とされています。樹皮上に寄生するイボタロウムシの分泌する“いぼた蝋”はロウソクの原料や日本刀の手入れに用いる。またいぼとりにも利用され、いぼの根元を絹糸で巻いて溶かしたロウをいぼにつけると効果があるとされています。 サツキ園のサツキ(ツツジ科) 開花情報の問い合わせの多い、モザイク模様のサツキが今年も綺麗に咲きました。サツキとツツジの違いは、サツキは元々山奥の岩肌などに自生しています。ツツジ属の中の一種で旧暦の皐月の頃に咲くので“サツキツツジ”の名前があります。ツツジに比べサツキは全体的に小さく、花や葉も小さいことが特徴です。 バイカツツジ(ツツジ科)梅花躑躅 名前は花が梅の花に似ていることによります。ツツジの花が終わった頃、ツツジの仲間と思えない、控えめに可憐な花を下向に咲かせています。生育地は一般に尾根や乾いたところに生えています。 クリ(ブナ科)栗 別名シバグリ 受粉に成功し、成長を始めたばかりの若い殻斗(イガに包まれている状態の果実)。クリというと大きな“いがぐり”ばかり目が行きますが、こんな赤ちゃんの姿は中々気が付きません。因みにクリといえば丹波栗が有名ですが、国内の生産量は1位茨城、2位熊本で約50%を占めています。 アワブキ(アワブキ科)泡吹 名前は泡吹きの意味で、枝を切って燃やす切り口から盛んに泡を出すことによる。中央記念館から湿地植物園までの歩道脇で見られます。本種はスミナガシノの食草です。 ネジキ(ツツジ科)捩木 名前は成長するに従い捩じれるからネジキです。花は壺状で白く、総状花序に一列に並んで下向きについています。下から白い花を見上げると見応えがあります。注意して頂きたいのはアセビ同様有毒植物です。 ガマズミ(レンプクソウ科)アラゲガマズミ・ソゾミ・ヨツズミ 名前の由来は諸説あります。漢名の「莢蒾」の音読み「キョウメイ」が「カメ」に転じ、さらにズミ(酸味)と結びついてカメズミからガマズミに変化したのではといわれています。果実は甘酸っぱく、果実酒に用いられます。 イタチハギ(マメ科)鼬萩、別名クロバナエンジュ 北米原産で大正初期に渡来し、道路の法面の緑化や砂防用に植栽されていましたが現在は崩壊地や川原など至る所に野生化しています。写真は花の色からイタチよりタヌキのほうが近いように感じます。 シラキ(トウダイグサ科)白木 名前は材が白いことによります。穂のような花(総状花序)が咲いていました。一見花とは思えないような地味な形ですが、秋はきれいに黄~紅葉し存在感を示します。 ヤマタツナミソウ(シソ科)山立浪草 名前は諸説ありますが、葛飾北斎の“富嶽三六景”のなかの“波しぶき”を花の姿に例えたようです。“ヤマ”は山地にあるからです。か弱そうな花姿が風に揺らいでいました。 ウリノキ(ミズキ科)瓜木 名前は葉の形がウリ類の葉に似ていることによります。白色の花を下向に疎らにつけています。花弁は長さ3㎝ぐらいの線型で、先は外側に巻き込んでいます。その姿は何とも言えなく可愛いです。本種の生育環境はスギの植林に適するので、その指標になっています。
by m-kenminmori
| 2019-06-17 00:00
| こまねちの植物手帳
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